みっちょ先生の備忘録

特別支援学校現役教員のみっちょ先生です。支援や授業実践、ICT活用の実践などを備忘録的に残したブログです。

朝の会で一日の見通しを持つ

どうも。こんばんは。みっちょ先生です。

 

週末が1つ終わってしまいました。

 

あれほど待っていた休日ですが、あっという間に終わってしまいますよね。

 

少しでも充実した週末をと思っていながら、朝9時まで寝てしまいました。

 

今日は、朝の会と帰りの会について考えたいと思います。

 

通常の小中学校においても大切な時間に捉えられていると思いますが、特別支援学校においても、朝の会と帰りの会というのはとても重要な時間に位置付けられています。

 

もちろん、自立活動の指導場面としても考えられますし、生徒たちにとっても必要な時間です。

 

まず、朝の会の流れについて考えたいと思います。

 

  1. あいさつ
  2. おはようのうた
  3. きょうのひづけ
  4. きょうのよてい
  5. おたのしみ
  6. あいさつ

このような流れで朝の会をしている学校が多いのではないでしょうか。

 

朝の会では、司会を交代制にし、1人1人に役割を与えるようにしています。

 

また、おはようのうたを毎日歌うことによって、一日の始まりを意識できるようにしています。

 

難しい話を抜きにしても、楽器を持って、朝楽しい音楽を聴くと1日を頑張ろうっていう気にもなりますよね。

 

ただ、私はギターが弾けないので、引ける先生に「お願いします~><」って毎度お願いしないといけないのですが。。。

 

支援学校では楽器ができると、なにかと便利ですよ♪

 

脱線したので戻ります。

 

朝の会では、今日の日付や予定を確認します。

 

この作業がとても重要で、支援学校に通っている児童生徒の中には少なからず「見通し」を持つことが難しい児童生徒がいます。

 

今日一日何をすればいいのか、今日は何の授業があるのか、何時から始まるのか。

 

私たちはある程度の一日の流れを無意識に理解したり馴染んだりできますが、支援が必要な児童生徒の中にはそれが難しい児童生徒がいます。

 

決まったルーティンじゃないと落ち着かず、急な変更やいつもと違うことがあった日にはパニックを起こしてしまうということもあり得ます。

 

朝の会で今日の予定をあらかじめ自分が理解できる形で知ることで、急な変更を少しでも受け入れやすくなると思います。

 

見通しを持つことが苦手な生徒に対しては、急に変更するのではなく、先に違うということを説明しておくことで、心の準備ができ、落ち着いて過ごすことができるようになる場合もあります。

 

もちろん、子どもの実態によります。授業が終わるたびに次の授業を確認しなければ不安な生徒などには、毎日のスケジュール帳や、時間割を自分で確認しながら朝に作成する活動を入れて、そのスケジュールを持ち運ぶようにする場合もあります。

 

見通しが持てる支援を行うことで、一日を落ち着いて過ごすことができ、児童生徒が楽に生活できるようになると思います。

 

このように、朝の会では、その日の見通しを確認する時間としてとても大切な時間になっています。

 

帰りの会も同様で、明日の変更は早めに伝えておくことで、見通しを持たすことができます。

 

改めて考えてみると、見通しを持つってすごい大切なことなんですよね。見通しを持てるように、教師としては見通しを持つことができる工夫をいくつか持っておくことが必要だと思います。

 

スケジュールを作ったり、スケジュールボードを用意したり、時計に工夫して時間的な見通しをつけたり。私は視覚的に理解できるように、支援する方法をいくつか考えています。

 

見通しが持てるような工夫について調べてみると、「構造化」というキーワードが良く出てきます。

 

「構造化」については、またいつかのタイミングで詳しくお伝えしたいと思います。

 

今日の話は朝の会で見通しを持つという話でした。朝の会1つとっても奥が深いですよね。まだまだいろいろなことを勉強していかないと…。頑張ります。

 

それでは、今日はこの辺で