待つ支援
こんばんは。みっちょ先生です。
最近、少しずつ湿度が下がり始めたことで、医療的ケアを受けている子どもたちがかなり影響を受けている様子で心配ですね。
この時期になると、乾燥や気温との闘いの日々になってきます。
最近は、加湿器も進化していて、噴射角度を変えたりできる加湿器もでてきているそうですね。
便利なものは積極的に使っていきたいです。
さて、今日は「待つ支援」ということを考えていきたいと思います。
知的の学校で働いていた時にはとても意識していた「待つ」という事ですが、
肢体不自由の学校で働き始めて少し意識が足りなかったことを反省しました。
というのも、先日「主体的な行動」の中で取り上げましたが、
教師が何かを指導するだけではなく、子どもたちが自分から「やってみようとする」ということはとても大切なことです。
学校で、「やってみよう」としている姿を見る場面はたくさんあります。
そのような場面で、私達教師が何か手伝ったり、代わりにしてあげたりするとどうでしょうか。
教師としては、「支援をした」と考えることになるかもしれませんが、
今やろうとしたことを、教師がやってしまうことで
その子どもがやろうとして考えていた内容、やってみて気付くことなど
学びを得られたであろう状況を失ってしまうことになりかねないと思います。
過度な支援を行わず、「待つ」という事が大切になることもあると思います。
ただ、それはとても難しい判断が必要です。
100% これは学びの場面だ!とわかる場合では良いのですが、そのように明確に分かる場面は稀だと思います。
私たちの目には「やってみようとしている姿」ではなく、別の形で写っていることもしばしばあるんですよね。
そこは、子どもたちの実態をしっかりと把握し、子どもたちの様子から判断するしかないと思います。
もちろん、危険な行動をとっていたり、助けが必要になっていたりする場面も多いと思うのでそのような場面ではしっかりとサポートします。
普段の子どもたちの様子をしっかりと把握し、いつもと違う様子や行動をとった時にしっかりと判断ができるようにしたいですね。
私達にとっても、待つ支援をこころがけることによって、心に余裕が生まれ子どもたちの様子をしっかり見ることができるようになるのではないでしょうか。
「手を出したい!」という気持ちをぐっと我慢して、見守ることで子どもたちの成長につながることがあるということを忘れないようにしたいですね。
最近、学校で、子どもたちの「これやってみたらどうなるかな~」「あ、こんな感じになるんだ」という表情がたくさん見られています。
今、いろいろなことに興味を持って触ってみたり、動かしてみたりしたいという気持ちが湧いてきているのでしょう。
これは大きなチャンスが来た!!!と思い、たくさん新しいことに色々と挑戦してもらっています。
子どもたちの「え?これできたよ?」ってドヤァな顔が病みつきですね。
さて、来週は何にチャレンジしてもらおうかな。
それでは、今日はこの辺で…