活動の価値を考える
お久しぶりです。みっちょ先生です。
年度末になり、次年度に向けて資料の整理や引継ぎ大変ですね。
次年度の自立活動についてなど考えていると、今年度子どもたちがどのような成長を見せてくれたのかが分かりますね。
異動なのか、残留なのか、学年は持ち上がりか、不安が大きくなってきていますがなんとか今持っている仕事を少しでも終わらせようと頑張っています。
さて、今日は活動の価値を考えるという話をしたいと思います。
子どもたちの成長を見ていくと、伸びている場面、そうでない場面あると思います。
生徒たちが指導したことが、身に付けられるようにと考えるのが重要です。
ではどのようなことに注意すべきなのでしょうか。
その行動が児童生徒にとって価値あるものかどうかという事がその身につく、身につきにくいに関係してきます。
これは、行動分析の考え方で、特別支援教育の支援、指導でもよく使われている考え方です。
例えば、「自分がしたい活動のシンボルカードを渡す」という行動をもっとして欲しいと考えるとします。
ではどんな場面で、カードを渡してよかったという価値を感じるかを考えてみましょう。
一番簡単な価値を考えると『カードを渡したらすぐにカードに描かれたおもちゃをゲットできた』
になるとおもいます。シンボルカードを渡したらおもちゃを手に入れられたという経験を積むことでシンボルカードを渡す回数が増えていくと思います。
このように、シンボルカードを先生に渡すという行動をすることで、
その児童生徒が「してよかった!」と感じることがなければ、その行動をするようにはならないと思います。
今回の場合は「おもちゃがない」→「シンボルカードを渡す」→「おもちゃがある」というなかったおもちゃが現れるという
「シンボルカードを渡す」という行動が子どもにとって価値ある行動になるはずです。
このように、してほしい行動を児童生徒が価値を感じる行動にすることでその行動は増えていく、あるいは身についていくのです。
児童生徒に身に付けて欲しい行動や習慣はありますか?
それ、行動分析の考え方を取り入れるともしかすると身につくかもしれませんね。
それでは、今日はこの辺で~