みっちょ先生の備忘録

特別支援学校現役教員のみっちょ先生です。支援や授業実践、ICT活用の実践などを備忘録的に残したブログです。

日常生活の指導

どうもこんばんは。みっちょ先生です。

 

ようやく1週間が終わった〜って感じですね。

 

コロナも少し落ち着いてきて、職員室も心なしか少し明るくなってきましたね。

 

風も冷たくなって、秋が近づいてきてますね。

 

新米に秋刀魚に栗に美味しいものの季節がやってきました!!待ってました!

 

今日は日常生活の指導について考えたいと思います。

 

私の勤務している学校は肢体不自由の支援学校なので生活の指導をあまりしていませんが、知的の支援学校では日常生活の中で指導すべき大切な内容ですよね。

 

もちろん肢体不自由でも生活の指導を受けている生徒もいます。

 

生徒の実態や生活年齢によって、大切な部分は変わりますからね。 

 

さて、ここで日常生活の指導について一度振り返ってみます。

 

日常の生活の指導は「各教科等を合わせた指導」の一つで、児童生徒の日常生活が充実し、高まるように日常生活の諸活動を適切に指導するものです。

 

例えば、給食の前に「手を洗う」という活動を日常生活の指導として身につけて欲しい場合は、「手を洗う」という活動ができるように指導するのではなく、ご飯を食べる前に手を洗うという習慣を身につけられるように指導することが重要になります。

 

児童生徒ができつつある行動や意欲的に取り組んでいる活動にフォーカスを当て、段階的に指導をすることが求められます。

 

また、継続的な指導も大切であり、今日は指導するけど、明日はしないなどが起こってはいけません。

 

周りの担任団と共通理解、情報共有をした上で指導することが重要です。

 

と、日常生活の指導について振り返ってみました。

 

今日は、ある生徒の着替え、をお願いされ着替えの指導を行いました。

 

あらかじめ、担任からはどのような指導をしているのかを情報を受け取り済み。

 

しっかりズボンを上まで上げることができていました。

 

昨年までは自分での着替えができる生徒ではなかったので成長を感じるとともに、日常生活の指導が進んでいることを実感しました。

 

今日は日常生活の指導について考えてみました。

 

日常生活の指導は調べてみるとたくさん情報が上がっていますが、実際に指導するとなると習慣化させるのがとても難しい印象です。

 

今後も児童生徒たちと楽しい学校生活を送るために、日常生活の指導にも力をいれて取り組んでいきたいと思います。

 

今日はこの辺で…

 

観察記録

どうもこんばんは。みっちょ先生です。

 

最近朝と夜が冷えてきましたね。大きな台風も関東に接近していて、生徒たちに影響がないか心配なところです。

 

気圧の変化に弱い生徒たちもいますから。

 

さて、本日は実際にある生徒との実践を記録として残しておこうと思います。

 

今年度始まってから、ピーマンの観察記録をとっています。

 

しかも、昨年度から生きているピーマンと今年度植えたピーマンの比較をしながら

 

収穫を目指すというなかなか面白い実験的な観察記録をとり続けています。

 

ただ、肢体不自由の支援学校の生徒で、うまく身体を動かすことができません。

 

通常学校の生徒のように、自分で写真を撮ってコメントを書いたり絵をかいて観察日記にしたり虫眼鏡などを使って細かく観察したり、ということができません。

 

畑に行くことも難しい場合のある生徒たちです。

 

今は、ベランダでプランター野菜として育てています。

 

では、どのように観察記録を書いているのかというと、

 

iPadのカメラ機能やアプリを使って観察しています。

 

詳しく説明すると、

 

iPadのカメラ機能を使って、観察記録に必要な写真を撮影する。

 

この時、撮影は教師がするが、生徒がここ!と伝えた箇所を撮影する。

 

〇2台のiPadを用意し、Zoomやmeetを使って、一方のiPadのカメラ映像を生徒のiPadに投影し、近くに寄って見られない生徒にも、近づいて観察するのと同じような状況を作る。

 

生徒はバギー(車いす)の上で生活している生徒も多くいるので、近くに接近して観察がしにくい状況を、iPadでカバーします。姿勢や目線を変えられない生徒にとっても有効な支援です。

 

〇ノートアプリを使って、撮影した写真をすぐに貼り付け、生徒と一緒に観察や考察を行う。

 

よりスピーディに記録をとることができiPadの写真をフリック操作で大きくして細かなところを見たり、比較したりすることが容易になります。

 

以上のような工夫をすることで、現在は生徒が毎日楽しみに、観察に行く!と言ってベランダへ向かおうとしています。

 

収穫もある程度でき、保護者にも生徒が報告したようで、喜んでいたと報告を受けました。

 

バギーや車いすの上で生活している生徒たちにとって、困難なことはたくさんありますが、ICTを工夫して使うことで、少しでも生徒たちの経験できることを増やしてあげたいと思っています。

 

GIGAスクール構想で最近、1人1台端末といわれています。

 

ICTが苦手な先生にとっては、覚えることだけでもたくさんあって、大変だと思います。

 

しかし、ICTを使う選択肢が広がることで、できることやこれまでとは違う選択をすることができるということを通常学級の先生だけでなく、特別支援の先生方にもどんどん知って欲しい。

 

まずは、私からICTの実践を深め、周りの先生方にお伝えできればと思っています。

 

ここでも、ICTを使った実践について取り上げていこうと思っておりますので、興味のある方はコメントよろしくお願いします。

 

今日はこの辺で

 

文化祭代替行事

どうも。こんはんは。みっちょ先生です。

 

皆さんの学校では文化祭は開催されますか?

 

私の勤務する学校では、文化祭は大々的にはせず、安全確保のために、学習グループごとに授業参観として実施ということになりました。

 

今日は、文化祭代替行事の授業についてグループで話し合いに。

 

特に肢体不自由の支援学校の先生は、文化祭になると生徒たちのためにたくさんの工夫を考えます。

 

生徒の体の残存機能を使って、できることは何か、何を表現できるかを考え、

 

生徒の一番輝ける活動を考えます。

 

腕が動く生徒には、引っ張ったり押したりすることで倒せる仕掛けを作ったり、

 

足が良く動く生徒には、足で蹴るスイッチをつけて、スイッチでセリフを言ったり、

 

とにかく、生徒一人一人の輝ける瞬間を考えています。

 

スゴイですよね。私も見習って頑張りたいところですが、周りの先生方のアイデア力や知識に圧倒されています。

 

まずは周りの先生方の真似を頑張ろうかなと思っております。

 

スイッチで動く教材づくりを頑張ってみようかな。

 

今日はこの辺で

 

 

タブレットでの授業

どうもこんばんは。みっちょ先生です。

 

私の担当の生徒と一緒にナスをプランターで育てているんですね。

 

今日、ベランダを覗いてみると、1つ立派なナスができていました!!

 

生徒も「すげぇー」な表情で私とナスに目線を行ったり来たり。

ナスができたことに素直に嬉しい気持ちを表情や目で伝えていました。

 

肢体不自由の生徒にとって、何か農作物を世話をするのは難しいことです。

 

  • まず、車椅子での生活で目線が合わない。
  • 随意(思った通りに)動かせないことがある
  • 畑での作業が難しい場合がある

などなど、肢体不自由の生徒にとって農作業というのはなかなかにハードルが高いものです。

 

ただ、ベランダでの家庭菜園のような形であっても、

 

生徒たちはとても興味を示します。

 

花が咲いた植物を見るだけで目が輝きます。

 

どうにか車椅子やバギーに乗っている生徒にも植物を育てる喜びを知ってもらおうと工夫をしました。

 

それがタイトルにもあるようにタブレット端末を使用するということでした。

 

まずは、生徒の目線からは見えないだろう位置の植物をカメラ機能を利用してパシャリ。

 

生徒にも見やすいように拡大したり提示する角度を変えたりと工夫しました。

 

そうすると、画面を食い入るように見つめてました。

 

姿勢が固定されている生徒にとっては新しい視点で見られることは楽しいことなのだと思います。

 

次に、zoomなどのオンライン通話アプリを利用して、リアルタイムで観察すると言う方法も試してみました。

 

すると、教師がカメラをもって説明しながら撮影しますが、教師と生徒が一緒に観察しに行っているような雰囲気の中で学習に取り組めました。

 

日頃同じ姿勢でいることの多い肢体不自由の生徒たちにとって多様な視点から物事を捉えられるように支援していくことも大切だと思う時間でした。

 

タブレットを利用するとたくさん「できること」が増えていくので、さらにICT活用についても学んでいくべきですね。

 

タブレットを使うことで支援に幅が広がる

そんなことを考えた1日でした!

 

今日の一言

今週長い…

 

 

かずかたちの学習

こんばんは。みっちょ先生です。ブログを始めてみたは良いものの、何を書けば良いのか分からず戸惑いがでてきています。

 

しかし、私の1番苦手なことは文章を書くこと(=ω=;)

その克服のためにも何か書いてみようと思います。

文章の書き方もアドバイスしてほしいです。

 

では、本題へ

今日行った授業はかずかたち(算数・数学)です。

 

「どちらが多い??」の学習、1人の生徒に

3匹のクワガタと4匹のチョウチョ、どちらが多い??

 

そのまま聞いても難しいですよね。自分の手で重ねたり、つまんだりした経験のない肢体不自由部の子どもたちにとって、かずの概念は難しい物だと改めて実感しました。

 

やっぱり体感的な学習をしていかなければ概念の習得は難しいということですね。また、具体物を使って学習する事も重要だということを考えなければ!!

 

ホワイトボードと磁石を使い、支援グッズを作成し使用してみました。

 

仕組みは単純で、クワガタの数とチョウチョの数だけ磁石を縦に置きます。すると高さで多少を比べることができるというものです。

 

すると、チョウチョの方が多いことに、高さの差を見て気づくことができました。

他の数でもやってみましたが、正解を重ねることができました。

 

次はもっと多い数の比較をできるような課題を用意しますかね。

 

それでは、今日はこの辺で…

 

はじめての投稿

 はじめまして。特別支援学校現役教員のみっちょ先生です。

 

 はじめてのブログ投稿ということで、手探りの状態ではありますが、これから色々と発信していきたいと思っておりますので見ていただけると嬉しいです。

 

 普段は特別支援学校教員として個性あふれる子どもたちと1日1日を大切に、毎日を過ごしています。

 

 ブログを書き始めたのは、自分自身の授業実践、支援方法を備忘録的に書き残しておきたいと思ったからです。

 

 せっかくであれば、特別支援の情報を発信することで、他の方にもお役に立てる情報があればと思い「ブログ」という形を取ることにしました。

 

 教科の専門は数学、情報です。

 

 本日から、不定期ではありますが、更新を頑張って行きます。

 

 

〜今日の一言〜

自立活動って奥が深いなぁ。